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6.32025
長嶋茂雄さんの訃報に学ぶ、後悔しない終活の始め方【行政書士が解説】

長嶋茂雄さんの訃報に学ぶ、後悔しない「終活」とは?
日本中に愛された“ミスタープロ野球”こと長嶋茂雄さんが、89歳でこの世を去りました。
野球界の伝説としての功績だけでなく、その明るく力強い生き様は、今も多くの人の記憶に残っています。
そして今回の訃報を受けて、多くの方が「自分や家族の最期」について、ふと考えたのではないでしょうか。
本記事では、行政書士の立場から、長嶋さんの最期をきっかけに、「終活」について考えるヒントをお届けします。
静かに送る、家族葬という選択
報道によると、長嶋さんの葬儀は「近親者のみ」で執り行われ、後日「お別れの会」が予定されています。
これはいわゆる「家族葬」と呼ばれるスタイルで、最近は選ばれることが非常に増えています。
大規模な儀式ではなく、心のこもった小さなお別れを望む方が増えているのです。
「自分がどんな形で送り出されたいか」を家族に伝えておくことも、終活の大切な一歩です。
喪主は誰が務める?決めておくだけで助かること
長嶋さんの喪主は、次女の三奈さん。
喪主は誰が務めるのか、遺族の中で悩むことがよくあります。
元気なうちに「この人にお願いしたい」と伝えておくだけで、遺族の心理的負担は大きく軽減されます。
「お別れの会」は必要か?形式よりも“意志”が大事
「お別れの会」や「偲ぶ会」は法的に必須ではありません。
でも、生前に「やってほしい」「必要ない」と意思を示しておけば、遺族が迷わずに済みます。
形式よりも、“どう送り出されたいか”という想いが大切なのです。
遺言書があると、遺された人が助かる
終活の中で、特に効果が大きいのが「遺言書」です。
遺言があれば、財産分配や手続きがスムーズに進み、家族間のトラブルも避けやすくなります。
逆に遺言がないと、「誰がどれだけ相続するか」を巡って思わぬ争いに発展するケースもあります。
形式や内容に不備があると無効になることもあるため、行政書士など専門家への相談をおすすめします。
エンディングノートで“想い”を伝える
「遺言書はちょっと大げさ…」と感じる方には、エンディングノートがおすすめです。
財産情報だけでなく、伝えたい想い、大切な人へのメッセージなども書き残せます。
言葉が残るだけで、ご家族にとっては何よりの心の支えになることも。
財産は“何を持っているか”が意外と見えない
相続時によくあるのが「何を相続するのかがわからない」という悩み。
銀行口座、不動産、保険、有価証券…自分では覚えていても、家族には伝わっていないことも多いです。
元気なうちに、財産の“棚卸し”をしておくと、家族の負担を減らせます。
昭和のヒーローに学ぶ「後悔しない人生の締めくくり」
今年3月、大谷翔平選手と撮影した長嶋さんのツーショットが話題になりました。
野球の技術だけでなく、生き方や精神までもが受け継がれていく――
そんな“人生の継承”の形は、お金以上に大切な「財産」なのかもしれません。
終活=「死の準備」ではなく「生き方の選択」
終活は、単なる死の準備ではありません。
「これからの人生をどう生きたいか」「家族に何を残したいか」を見つめ直す機会です。
自分らしい最期を迎えるためにも、前向きに終活を考えてみてください。
行政書士としてお伝えしたい、終活の第一歩
終活や相続に関するお悩みは、一人で抱え込まず、専門家に相談することで大きく軽減されます。
法律の面だけでなく、想いやご家族の事情を汲み取ったアドバイスができるのが行政書士の役割です。
まずは気軽に「話すこと」から、一歩を踏み出してみませんか?
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